PandaRin4’s blog

当ブログの記事は所属組織とは関係のない個人的見解です

Veeam Backup & Replication 9.5u4b の ライセンス更新手順

VBR のライセンス更新のUIが若干変更になっているので、更新手順を記録しておこうと思います。
個人的には UI が深緑色に変わった VBR9.5u4 あたりから変更されたのだと思います
 
更新手順の流れですが、手順としては簡単で入手したライセンスファイルを Veeam Backup & Replication Console からインポートすれば完了です。(更新結果を見るには以前は VBR  の再起動が必要でしたが、不要になりました)
ライセンスファイルの入手方法は、商流によって色々あるかと思いますのでここでは割愛します。
 
License を選択しましょう。以前は Help を選択する必要がありました。手順としては、Help > License でした。最新版ではないバージョンの VBR を使用しており、License のメニューが無い場合は、以前の手順で試してみましょう。

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ココのUIが変更点です

LICENSE INFORMATION が表示されるので、右上の Install License をクリックします。

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コレ以降の手順は変わりありません
適用するライセンスファイルを選択します。

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ライセンスファイルのサイズは小さいです
手順としては、これでライセンスファイルの更新は完了です。
 
イセンスファイルを適用すると適用したライセンスファイルに応じた内容の通りに Support expiration date が更新されます。使用しているインスタンス数は一旦クリアされます。Instances の値が "0" になっています。もちろん、ジョブを実行すると状況に応じたインスタンスが再度消費されます。

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ライセンスファイルを適用するとこの表示に戻ります

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ココも更新されています

 

VBR は比較的頻繁にマイナーバージョンアップがあるように思いますが、小さな変更が加えられていることがあります。
ただ、少しずつ便利な方向に改良されている印象です。

Japan VMUG 2019年10月 SMB + VI 合同部会 メモ

10月11日にインテル株式会社(東京オフィス)で行われた VMware ユーザ会 (VMUG) 中小規模向け仮想化部会と仮想インフラ部会の備忘録。
 
中小規模向け仮想化部会 (SMB)仮想インフラ部会 (VI) の第四回 部会が合同で開催されました。
勢いのある2部会の合同部会とあって、インテル スペシャルセッション 2本、VMware スペシャルセッション 2本、Japan VMUG LT 9名と盛りだくさんの内容でした。
LTテーマは『ツール』でした。
運用メインのユーザ、デベロッパー寄りのユーザ、様々なユーザが参加していますが、皆さん様々なツールを使用し創意工夫することによって、仮想環境のより良い運用の工夫をされていました。
 
<< 備忘録 >>
※ ブログでは秘密保持的な配慮から、ぼかした感じの箇条書きかつ参加者特典な話題は割愛しています。

■オープニングセッション
インテルはチップを提供する企業なのでエンドデバイス製品を個々のユーザにデリバリーすることがない。インテルだけでは解決できない課題などもVMware社やユーザと解決できればと考えている。』みたいな内容

インテル JAPN VMUG 向け スペシャルセッション①
・Skylake
 ・Intel VMDを使用するとNVMeでもホットプラグが失敗しない。
 ・一部割愛
Cascade Lake
 ・今年リリース
 ・Variant2の問題について、ハードウェアで対応可能(ただしVMware互換性が必要)
・IceLake
 ・次世代
 ・メモリの暗号化
 ・VMのメモリに直接アクセスできる
 ・一部割愛
NSX-T
 ・DPDK
  ・vSwitchのチューニングツール
  ・パケットプロセッシングを効率よく
  ・ただし CPU 1Coreは専有されてしまう
  ・DPDK対応のNICで使用できる
 ・一部割愛
インテルFPGA プログラマブルアクセラレーション・カード(PAC)
 ・vSphere6.7u1から利用可能
 ・vMotion で FPGA が実装されていないホストにVMマイグレーションしてもRDMA(リモートで)で使用可能(リモートホストでpostgresなどでFPGAが使用可能)
 ・VMだとVMRDMA
 ・一部割愛
Intel Capital
 ・内容は割愛

インテル JAPN VMUG 向け スペシャルセッション②
DRAMと比較した場合のおおよそのパフォーマンスをおさらい
 ・HDDとかTAPE  1000万分の1
 ・一部割愛
 ・OPTANE SSD (NANDメモリー)  100分の1
 ・OPTANE (パーシステントメモリー)  3分の1
・Optaneテクノロジー(パーシステントメモリー
 ・寿命は、NANDメモリーの10倍くらい
 ・APP Direct Mode
  ・不揮発性の大容量メモリにより最高の性能を実現
  ・最大限の性能を引き出すにはAPに手を入れる必要あり
 ・Memory Mode
  ・APに手をいれることなく大容量メモリを実現
  ・DRAMと比較すると遅いのでメモリをフルに走査しなければいけないようなAPには向いていない
  ・SWAPなどで利用すると良い(DRAMはキャッシュとして使用)
ガベージコレクションを不要にするインテルOptane SSD
 ・NAND SSDは書き込みや読み込みはページ単位で、イレースはブロック単位で行うため、虫食い部分(消したデータ)をクリアするにはガーベージコレクションが発生する
  (ブロック単位で別領域にコピー後にコピー元のブロックを消去する)
 ・一部割愛
・NAND SSDのスペア領域の話
 ・内容は割愛
インテル東京オフィス インテルカスタマーラボ( COE )のご紹介
※ 個人的見解 >> VMUGでも利用させていただいて最先端の環境でVMwareプロダクトの評価会とかできると良いなと思いました。何か面白い催しを考えてみようかと思います。

VMware JAPN VMUG 向け スペシャルセッション①
・VMUG.COM に当日の資料がUpされているので割愛

VMware JAPN VMUG 向け スペシャルセッション②
VMwareの中の人たち目線の情報を一部共有してもらう
・内容はもちろん割愛

■ライトニングトーク
・9名とかなり多かったので触れられたツールのみを記載
・一部の発表は VMUG.COM にて公開されています
vSAN paformance monitor
Telegraf + InfluxDB + Grafana
esxtop
PowerShell
vROps
Winmarge
SystemRescueCd
Pacemaker
DRBD(Distributed Replicated Block Device)
CLUSTERPRO
REDMINE
XMind
Zabbix
Xymon
MUNIN
VMware vCenter Converter
govc
ES1

■JAPN VMUG Leaders からのお知らせ
・vFORUM Tokyo 2019 のDay1後に Japan VMUG Night が開催されます
 VMUG.COMで詳報される予定です
・vFORUM Tokyo 2019 で開催される「VMware Odyssey by Hands-on Labs」に Japan VMUG チームで参加します。チーム参加ができない個人もVMUG経由なら参加可能です。VMUG.COMの当該スレッドで参加者を募集中です
・12月13日に NetApp社にてクリスマス合同部会が開催予定です。こちらも VMUG.COM で詳報されます。

■次回
・次回は SMB 、VI ともに開催日は未定です。
vFORUM やクリスマス合同部会があるので、単独のレギュラー部会はおそらく2020年になるかと思います
・次回の部会情報は、VMUG.COM と Facebook で詳報されます。
 

Veeam Backup & Replication 9.5u4b の アップデート手順

後の Version9.x になると噂の Veeam Backup & Replication (VBR) ですが、主だったOSの最新版のサポートとVMware vSphere 6.7 U3 の対応版となる VBR9.5.4b がリリースされたのでアップデート方法を記録しておこうと思います。
 
リリースノートにも記載がありますが、version 9.0 Update 2 (build 9.0.0.1715)以上じゃないと直接 9.5 Update 4b (build 9.5.4.2866) にはアップデートできないようです。
 
しばらくアップデートしていないシステムの場合は注意が必要です。
 
前はインストーラ(isoファイル)をダウンロードし、isoをマウントしsetup.exeを実行しアップデートを実行しました。
VBR9.5u4b では、アップデート用の exe が用意されています。新規インストールではなくアップデートのみを実行する場合はこちらを利用しましょう。
本手順もアップデート用exe を利用した手順です。

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下はインストーラ (isoファイル) です
VBR サーバでアップデート用exe を実行します。

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isoと比べるとサイズが小さいのはGoodですね
ちょっとした注意点ですが、exe を実行すると裏でひっそりとファイルを展開しており、数分間かかります。そのため一見、なにも反応が無いかのように感じますが、もう一度実行したりしないようにしましょう。あわてず下図がポップアップしているか確認しましょう。
 

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エクスプローラーの後ろに隠れていたりします
複数回起動した場合ですが、特に問題はありません。エラーメッセージがポップされるので終了させればOKです。

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私は気付かず、3つも起動してしまいました
数分間待つとアップローダーが起動します。画面に従って "Next" を選択します。

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リモートコンポーネントのアップデートについて問われますので任意でオプションを選択しましょう。

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Installを選択するとアップデートが開始されます

アップデートは自動で進捗します。アップデートに要する時間の目安ですが、中程度の環境で約40分ほどでした。

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この画面がしばらく続きます


アップデートが終わると、終了を知らせる画面が出力されます。結構時間を要するので注意が必要です。

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お約束ですが、最後にOSの再起動が必須です。Finishを選択するとその旨を確認するメッセージがポップアップします。

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OKを選択すると再起動するので注意しましょう


再起動するとアップデートは完了します。

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ビルド番号が更新されています

あとがき
VBRはVersion10 へのメジャーアップデートが目の前に迫っていますが、vSphere6.7u3 のVMを正常にバックアップするには VBR も 9.5u4b へのアップデートが必要になるので必ずアップデートしましょう。
Version10といえば、2019年9月12日に開催される VeeamON FORUM Tokyo 2019 でも "Veeam Backup and Replication v10!!" というセッションがありますね。
昨年のVeeamON FORUM Tokyo 2018は、JapanVMUGメンバーで参加しましたが、そこで交流を深めることが出来たアンソニーがセッションスピーカーですね。また、2019年4月にVMUG SMB Meetup#1 で特別セッションを担当して頂いた SEの卯花さんのセッションもあるので、今年も各セッションを聴講しようと思います。

Japan_VMUG 2019年6月 第2回中小規模向け仮想化部会 メモ

6月5日にノックス株式会社で行われた中小規模向け仮想化部会の備忘録。

 

第2回目からはLTも本格的に開始され、現場ならではの情報共有と会員同士によるディスカッションも盛んに行われました。懇親会では、さらに突っ込んだディープなネタで話題は尽きませんでした。
昨年度と比較して、1回目、2回目とも参加人数が多く、今年度の中小部会には勢いを感じます。

 

<< 備忘録 >>

■ノックス特別セッション
・" Varonis DatAdvantage " の紹介
 ・ファイル共有に関するログやID等の運用を統合管理する
  ・ファイルサーバのアクセス権限の見直し
  ・ファイルサーバのIDの棚卸し(棚卸し漏れ防止)
  ・アクセスログの把握
  ・アクセスログのレポート
 ・留意点
  ・ファイルサーバが Windows Server の場合はエージェントをインストール必須
  ・ファイルの所有権は見れない(アクセスログはファイル単位で取り扱い)
  ・追加モジュール(UBA対応(振舞い検知))など色々あり

 

ライトニングトーク
1)vCHA(vCenter High Availability)環境でのvCSAのアップグレード
・vCSA6.7u1 で vCHA を利用している環境で vCSA6.7u2 にアップグレードを実行した際の経験談を共有。
・現状、ドキュメント通りの手順ではエラーとなる。
・vCHAを解除してから実行することが必要。

 

2)vSphere のアップグレードのテクニカルTips
・バックアップデータの中身について
 ・state.tgz 関連の大事なお話し
・VIBコンフリクト発生時の対応について
 ・ベンダーiso関連のよくあるトラブル
 ・そもそも発生させないための大事なお話し
などなど

 

3)Veeam Backup & Replication Community Editionを利用した仮想マシン移行の検証
・Veeam公式サイトにある下記の機能を実際に検証した結果を共有
https://www.veeam.com/jp/virtual-machine-backup-solution-free.html
===公式ココから==================
VMwareおよびHyper-V VMの移行とエクスポート
Veeam Backup & Replication Community Editionでは、クラスタや共有ストレージを使用しなくてもvSphere vMotionなしでライブVMware VMを任意のホストやデータストアに移行できます。
迅速な移行では、ネイティブVMwareおよび専用のVeeamの技術を利用して任意の移行シナリオを提供します。これには、ローカル・データベースから共有ストレージへのVMの移行や2つの別個のESXiホストおよびデータストア間でのVMの移行が含まれます。
===公式ココまで==================

・ESXi5.1 上にデプロイされた VM を ESXi6.7 上に移行
・ESXi6.7 上に移行した VM を ESXi5.1 上に戻す(検証中につき次回以降に結果を共有)

 

4)Veeam WAN アクセラレーションを利用した DR の社内検証
・Veeam WAN アクセラレーションを利用して AWS 上で SRM (VMware Site Recovery Manager) っぽい DR の仕組みの検証を共有
レプリケーションは問題なく動作している
・今後、自動的な切り替え含め、満足できるレベルまで RTO を向上させられるか

 

■Japan VMUG からのお知らせ
・今年度実施すると言っていた教育プログラムについて
VMUG Learning Credits
 ・"VMware vSphere: Install,Configure,Manage [V6.7]" を1名分 中小部会向けに用意
 ・中小部会員で ICM 未受験者を募集中

 

■次回
・次回の中小規模向け仮想化部会は 2019/8/2 に開催予定
・LTテーマは"トラブル事例"

 

VMware ハンズオンラボ Japan チャンピオンシップ @EVOLVE

5/24 VMware EVOLVE 内で開催された日本版 vWarrior に参加してきました。

 

vWarrior とは

https://secure.vmware.com/jp_championship

以下抜粋

VMware の製品知識・スキルに自信のある挑戦者募集!
この度、 VMware ハンズオンラボ Japan チャンピオンシップ @EVOLVEを開催することとなりました。
VMware 製品、特にSoftware-Defined Data Center (SDDC) 製品群に精通している IT 管理者の方、デベロッパーの方は実力を試してみませんか。』

 


今後のイベントを盛り上げるため、2ラウンド分ですが課題についてレポートします。イベントの模様は公式や参加者のツイッターFacebookを参照してみてください。

 


予選ラウンド2と決勝に参加してみましたので内容を簡単にレポートします。

# 今後vForumなどでも開催される可能性がありますが、ルールなどは変更される可能性があります。

# 出場者は記録などは取れないので、課題の内容は記憶に頼ったものです、不正確な部分が含まれています。あくまでこんなもんか程度に受け止めてください。

# 図はHOLから類似したものを作成し掲示しているものです。実際の競技で使用されたものとは異なる部分があります。


各ラウンドとも単一のプロダクトから3問の課題が出題されます。
3問完答すればクリアとなります。

 

予選ラウンド2
vSphere

課題1:
HAを有効にする
Proactive HAは無効化する

指定のあったクラスタでHAを有効化します。

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Edit を押下します。Proactive HA は無効化されているので操作は不要です。

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課題1はコレで終わりです。

ちなみにわたしのチームは、問題文をよく読んでいなかったため、Proactive HA を"有効化"しなければいけないと勘違いしてDRS周りをいじったりと数分程度、時間を無駄にしてしまいました・・・
他のチームでも見られたことですが、問題文はよく読む必要があります。指定された名称などを順守しなければ正答とはならないため、数分間を無駄にする手戻りが発生することが散見されました。
業務では手順書などを作成しそれらに沿って操作することが多いと思いますが、そういったものが無いので問題文を隅々まで熟読するクセを付けておく必要があります。

 

課題2-1:
既存VMからTemplateを作成

問題には幾つか引掛けポイントがありました。問題文を隅々までしっかり読んでおかないと簡単に引っ掛かってしまいます。引っ掛かると当然操作は手戻りです。
引掛けポイントですが、既存VMとTemplateでHDD容量など幾つかのパラメータに差があるため、Template作成前に既存VMの設定を変更しておく必要があります。
これをやっておかないと、Templateの作成がやり直しになります。

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既存VMの名称はもちろん適当です。

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指定のあったパラメータを変更します。この値も実際とは異なります。

Template も作成しましょう。実際の課題では名称も指定があります。

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他のチームの話では、クローンから作成せず元のVMが無くなっても大丈夫だったようです。

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Template 名、パラメータが指定通りなら課題2はクリアです。

 

課題2-2:
TemplateからVMを作成

引掛けポイントですが、DiskFormat を変更する必要があります。(ThinProvisioning のほうがデプロイも早いですしね。)

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使用するTemplate はもちろん課題2で作成したものです。

Storage Policy などはデフォルト値で大丈夫でした。

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問題文にはVM作成後の起動が指定されていましたが、自動起動を指定しなかった場合は、やり直しだったとのことです。

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自動起動したVMの名称とパラメータが指定値であればクリアです。

 

課題3:

 DRS のパラメータの調整
非アフィニティルールの作成

諸般の事情により図は無しです。
VM/Host Rules から anti-affinity を選択していきます。
ここでも問題文のパラメータをそのまま選択していきます。

 

予選ラウンド2はコレで終了です。
最大の難関は問題文を隅々までしっかりと読み、パラメータの変更が伴わないか確認しておくことが大事でした。

決勝ラウンド
NSX

課題1:
論理SWを作成

決勝ラウンドは使用した HOL が NSX であったため、UI は WebClient になっています。予選では HTML5 Client だったのですが、操作性(操作ラグ)があり慣れる必要があります。うっかりトリプルクリックになってたりするので注意が必要です。

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図では適当ですが、実際は細かに指定されています。

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このSWは後で使用します。

 

課題2:
Security Groupの作成

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パラメータは細かく指定されています。

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パラメータのミスは手戻りになるので正確性が求められます。

 

課題3:
Firewallポリシーを追加

引掛けポイントではありませんが、作成したポリシーは適用する必要があります。ルール内で指定するオブジェクトは先ほど作成したSWやポリシーが指定されています。課題には流れがありますね。

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適用は忘れずに。

総評:

時間との戦いで焦る中、正確に粛々と作業を進められるかが鍵ですね。もちろん幅広くプロダクトを触っていることは大前提となるので、普段使用していない製品はHOL等で予習しておくと良いかと思います。

vWarrior は、世界での盛り上がりに追随して、今後日本でも開催の機会が増えると思います。参加者同士の交流を通じて知り合いも増えるのでお勧めのイベントですね。

vCSA6.7u1からvCSA6.7u2へのオフラインアップデート

 vCenter Server Applianceの6.7u2がGAされました。Update1ではvSphere Web Clientの機能をサポートするようになりましたが、Update2ではログイン画面が変更され、統合管理機能はvSphereClient(HTML5)に移行された印象を受けます。

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パッチファイルのインストール完了後は、vSphereClientのログオン画面が変更されます。

おおまかな手順としては以下のような流れです。

1.パッチファイルのダウンロード
2.データストアにパッチファイルを格納
3.パッチファイルのマウント
4.パッチファイルを適用


1.パッチファイルのダウンロード

パッチファイルはMyVMwareからダウンロードします。画面右上から 製品 > 製品パッチを選択します。

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MyVMwareのアカウントが必要です。

 

適用するパッチファイルを選択しダウンロードします。

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チェックボックスにチェックします。


2.データストアにパッチファイルを格納

パッチファイル(isoファイル)をvCSAでマウントするためデータストアに格納します。先ほどダウンロードしたパッチファイルをデータストアにアップロードします。

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あらかじめパッチ専用のディレクトリを作成しています。

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ダウンロードしたisoファイルをアップロードします。

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3.パッチファイルのマウント

vCSAの "設定の編集" で先ほどデータストアにアップロードしたパッチファイルをマウントします。

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パッチ適用後は忘れずにアンマウントしましょう。

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4.パッチファイルを適用

パッチの適用は、VAMIVmware Appliance Management Interface)から実行します。VAMIへは https://<FQDN or IPAddress>:5480/ でアクセスします。

パッチの適用は "更新" から実行します。先ほどパッチファイルをマウントしているので自動的に使用可能な更新ファイルとして表示されます。

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更新前のチェックはそれほど時間はかかりません。

"更新前のチェックを実行" をクリックするとファイルのチェックと予想ダウンタイムが算出されます。

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例では46分と表示されていますが、あまり正確ではありません。

アップデートパッチはインストール前にステージングする必要があります。ステージングは "ステージングのみ" をクリックします。ステージングが終わると表示が "インストール" に変更されます。
"インストール" をクリックするとアップデートのインストールが開始されます。

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インストールを選択しても直ちにインストールが開始する訳ではありません。

EULA は、許諾して "次へ" を選択します。

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CEIPは任意で選択し、 "次へ" を選択します。

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CEIPはいつでもON/OFFできます。

"vCenter Server と、関連付けされたデータベースをバックアップしている。" にチェックして "完了" を選択するとインストールが開始されます。
"バックアップに移動" をクリックすると VAMI の 『ネイティブバックアップの 画面』が表示されます。手動でネイティブバックアップを取得したり、自動バックアップの取得状況を確認できます。

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"vCenter Server と、関連付けされたデータベースをバックアップしている。"をチェックすると"完了"がアクティブになります。

インストールが開始されるとインストールの進行状況が表示されますが、50%を超えたあたりでVAMIとの接続が切断されます。VAMIから切断されるとインストールの進行状況が確認できなくなりますが、インストールは進行しています。

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インストールの完了を知りたい方は、HostClientのWebコンソールでvCSAを確認します。下図の画面が表示されればインストールは完了しています。

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vCSAがデプロイされているホストで確認します。

例では、ダウンタイムの予測時間は 46分 になっていましたが、実測値では 17分 でした。予想ダウンタイムはあくまで目安なので注意が必要です。

インストールが正常終了している場合は、VAMIにログインするとインストールの進捗状況が『正常にインストールされました』になっていることが分かります。

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インストール後の初回ログイン時にポップアップします。

 

以上です。

 

 

 

おまけ
なお、ネイティブバックアップですが、vCSA67.u2アップデート後のリストアにはvCSA67.u2インストーラーが必要なので、パッチファイルとは別に必ずインストーラーisoをダウンロードしておきましょう

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インストーラーのバージョンが異なるとエラーになり、リストアを実行できません。

 

Japan_VMUG 2019年4月 第1回仮想インフラ部会 メモ

4月5日にTintri社 / DDN社で行われた仮想インフラ部会の備忘録。

 

備忘録
ックオフ
2019年度 1回目なので自己紹介や2019年度の活動方針などをLT方式で。
初回から30名近く参加するなど大盛況。

 

『Tintri VMware 製品紹介』Tintriさんの特別セッション
 ・ストレージ設計が不要(ストレージ屋さんがLUNを切り出すなど不要)
   ・NFSマウント
   ・テナントを分けることも可能
 ・自動QoS、手動QoS
   ・QoSVM-name単位
 ・IOPS、レイテンシの見える化
 ・検証環境でのデモ

 ・Q&Aは長時間にわたり対応して貰う。

  (VMUGはシニアエンジニアも多く参加しているため、相当タフなQ&Aになりますが根掘り葉掘りの質問にも対応して頂いた)

 

DDNさんの特別セッション
 ・DDN Storageの説明
   ・大規模ストレージ
   (規模が大きくなるほど割安になるらしく、規模によっては想像よりも安く調達できるかも)

 ・マシン室のBancholabにお邪魔して実機の説明
   ・動作中の実機で活線挿抜をさせてもらう。抜きたてのHDDは中のディスクがまだ回転していて新鮮な感触があり、何本も抜かせてもらいました。楽しい

 

VMUG.comへの移行について
  ・JapanVMUGの会員間のコミュニケーションサイトをVMUG掲示板からVMUG.comに移行する。
  ・移行後は、部会へのエントリーもVMUG.comで実施する。
  ・今年度中に移行する。今年度は移行を推進するため、VMUG.com移行推進役が活動します。

 

今年度は教育プログラムも組み込んでいきたい。
  ・数案を検討中。

 

今年度は部会に参加するとJapanVMUGオリジナル ネームバッチが貰えます!

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実は色にも意味があります。詳しくは部会で!


回の仮想インフラ部会は 2019/6/21 パソナで開催予定