PandaRin4’s blog

当ブログの記事は所属組織とは関係のない個人的見解です

VMware ハンズオンラボ Japan チャンピオンシップ @EVOLVE

5/24 VMware EVOLVE 内で開催された日本版 vWarrior に参加してきました。

 

vWarrior とは

https://secure.vmware.com/jp_championship

以下抜粋

VMware の製品知識・スキルに自信のある挑戦者募集!
この度、 VMware ハンズオンラボ Japan チャンピオンシップ @EVOLVEを開催することとなりました。
VMware 製品、特にSoftware-Defined Data Center (SDDC) 製品群に精通している IT 管理者の方、デベロッパーの方は実力を試してみませんか。』

 


今後のイベントを盛り上げるため、2ラウンド分ですが課題についてレポートします。イベントの模様は公式や参加者のツイッターFacebookを参照してみてください。

 


予選ラウンド2と決勝に参加してみましたので内容を簡単にレポートします。

# 今後vForumなどでも開催される可能性がありますが、ルールなどは変更される可能性があります。

# 出場者は記録などは取れないので、課題の内容は記憶に頼ったものです、不正確な部分が含まれています。あくまでこんなもんか程度に受け止めてください。

# 図はHOLから類似したものを作成し掲示しているものです。実際の競技で使用されたものとは異なる部分があります。


各ラウンドとも単一のプロダクトから3問の課題が出題されます。
3問完答すればクリアとなります。

 

予選ラウンド2
vSphere

課題1:
HAを有効にする
Proactive HAは無効化する

指定のあったクラスタでHAを有効化します。

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Edit を押下します。Proactive HA は無効化されているので操作は不要です。

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課題1はコレで終わりです。

ちなみにわたしのチームは、問題文をよく読んでいなかったため、Proactive HA を"有効化"しなければいけないと勘違いしてDRS周りをいじったりと数分程度、時間を無駄にしてしまいました・・・
他のチームでも見られたことですが、問題文はよく読む必要があります。指定された名称などを順守しなければ正答とはならないため、数分間を無駄にする手戻りが発生することが散見されました。
業務では手順書などを作成しそれらに沿って操作することが多いと思いますが、そういったものが無いので問題文を隅々まで熟読するクセを付けておく必要があります。

 

課題2-1:
既存VMからTemplateを作成

問題には幾つか引掛けポイントがありました。問題文を隅々までしっかり読んでおかないと簡単に引っ掛かってしまいます。引っ掛かると当然操作は手戻りです。
引掛けポイントですが、既存VMとTemplateでHDD容量など幾つかのパラメータに差があるため、Template作成前に既存VMの設定を変更しておく必要があります。
これをやっておかないと、Templateの作成がやり直しになります。

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既存VMの名称はもちろん適当です。

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指定のあったパラメータを変更します。この値も実際とは異なります。

Template も作成しましょう。実際の課題では名称も指定があります。

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他のチームの話では、クローンから作成せず元のVMが無くなっても大丈夫だったようです。

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Template 名、パラメータが指定通りなら課題2はクリアです。

 

課題2-2:
TemplateからVMを作成

引掛けポイントですが、DiskFormat を変更する必要があります。(ThinProvisioning のほうがデプロイも早いですしね。)

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使用するTemplate はもちろん課題2で作成したものです。

Storage Policy などはデフォルト値で大丈夫でした。

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問題文にはVM作成後の起動が指定されていましたが、自動起動を指定しなかった場合は、やり直しだったとのことです。

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自動起動したVMの名称とパラメータが指定値であればクリアです。

 

課題3:

 DRS のパラメータの調整
非アフィニティルールの作成

諸般の事情により図は無しです。
VM/Host Rules から anti-affinity を選択していきます。
ここでも問題文のパラメータをそのまま選択していきます。

 

予選ラウンド2はコレで終了です。
最大の難関は問題文を隅々までしっかりと読み、パラメータの変更が伴わないか確認しておくことが大事でした。

決勝ラウンド
NSX

課題1:
論理SWを作成

決勝ラウンドは使用した HOL が NSX であったため、UI は WebClient になっています。予選では HTML5 Client だったのですが、操作性(操作ラグ)があり慣れる必要があります。うっかりトリプルクリックになってたりするので注意が必要です。

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図では適当ですが、実際は細かに指定されています。

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このSWは後で使用します。

 

課題2:
Security Groupの作成

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パラメータは細かく指定されています。

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パラメータのミスは手戻りになるので正確性が求められます。

 

課題3:
Firewallポリシーを追加

引掛けポイントではありませんが、作成したポリシーは適用する必要があります。ルール内で指定するオブジェクトは先ほど作成したSWやポリシーが指定されています。課題には流れがありますね。

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適用は忘れずに。

総評:

時間との戦いで焦る中、正確に粛々と作業を進められるかが鍵ですね。もちろん幅広くプロダクトを触っていることは大前提となるので、普段使用していない製品はHOL等で予習しておくと良いかと思います。

vWarrior は、世界での盛り上がりに追随して、今後日本でも開催の機会が増えると思います。参加者同士の交流を通じて知り合いも増えるのでお勧めのイベントですね。