Veeam Backup & Replication 10 P2 のオフラインアップデート手順
##当初、あまり意味を見出せなかったのでボツにしていましたが、VBR10aのリリースで調べなおすのが面倒だったので備忘録的にUpしました
VBR10の累積パッチ2(KB3161)がリリースされました。VBR10のオフライン環境でのパッチ適用手順について記載します。
この累積パッチによってvSphere7 GA が正式正式サポートとなりました。
なお、本パッチは適用が必須とはなっていませんが、幾つかの修正が加えられているため適用が推奨されています。
詳しくは以下のページにあるリリースノートを確認しましょう。ここではパッチファイル(.exe)および新規インストールに使用するインストーラー(.iso)もダウンロードできます。
『https://www.veeam.com/kb3161』
VBR10P2のアップデートの前提条件ですが、VBR10(GAビルド10.0.0.4461)もしくは VBR10P1(10.0.0.4461 P1)である必要があります。要約するとP1と同じく9.5に適用するこは出来ません。P1も包含されているため、VBR10GAに適用することが出来ます。
なお、パッチ適用に際してはパッチファイル(ZIPを解凍すると.exeがあります)を使用しましょう。もし誤ってインストーラーを起動し、さらに誤って "Install" を実行した場合ですが、以下の画面の通り明らかに間違った手順だと気付ける親切設計になっているので安心です。
ちなみに P2 ではOSの再起動は不要です。
ここからがパッチ適用手順になります。いつもと同じような手順です。
箇条書きにすると
・有効化されているジョブを全て無効化する
・VBRサーバにローカルコンソールで接続している場合は切断する
・パッチファイルを実行する(.exe)
・リモートコンポーネントもアップデートするか選択する
・リモートコンポーネントもアップデートする場合は、リモート側のジョブ無効化やコンソールも切断する
・Installを実行する
・Installを完了する
・コンソールを起動しジョブを有効化する
・リモートコンポーネント側でジョブ無効化などした場合はそちらも戻す
・(オプション)コンフィグレーションバックアップを実行する
以上