PandaRin4’s blog

当ブログの記事は所属組織とは関係のない個人的見解です

vCSA8.0.0b へのオフラインアップデート

  vCenter Server Appliance 8.0.0b が2023年2月14日にリリースされました。オフライン環境でアップデートを実施したので手順を記載します。
本手順は VAMIVmware Appliance Management Interface)を利用した WebUI での手順です。CLI を使用した手順は従来通り、" software-packages "コマンドを使用してください。

 

VAMIを利用したWebUIの手順としては以下のような流れです。
1.パッチファイルのダウンロード
2.データストアにパッチファイルを格納
3.仮想マシン(vCSA)にパッチファイルのマウント
4.VAMI でパッチファイルを適用(※)
5.パッチファイルのアンマウント

※vCSAのアップデート前は、バックアップの取得が推奨されていますが、その手順は記載しません。


1.パッチファイルのダウンロード
  パッチファイルは MyVMware からダウンロードします。MyVMware の画面デザインはたびたび変更がありますがパッチリリース時点では、"製品とエンタイトルメント アカウント" > "製品パッチ" を選択します。

2023/2/15現在

製品は "VC" 、バージョンは "8.0.0" を選択し検索します。

VCと中途半端な省略です

ファイル名は『VMware-vCenter-Server-Appliance-8.0.0.10200-21216066-patch-FP.iso』です。

ファイル名に"FP"と入っていることを確認してください


なお余談ですが、vCSA のネイティブバックアップを利用している場合は、リストア時に必要となるため、あらかじめインストーラーもダウンロードしておくと良いと思います。インストーラーは、MyVMware の "製品のダウンロード" から行えます。対象のファイル名は『VMware-VCSA-all-8.0.0-21216066.iso』です。

 

 

2.データストアにパッチファイルを格納
  パッチファイル (isoファイル) をデータストアに格納します。データストアに格納するのはvCSAにマウントするためです。データストア以外からマウントする場合は、この手順は不要です。

 

 

3.パッチファイルのマウント
  vSphere Client で "仮想マシンのハードウェア(vCSA)" の " 編集 " でisoをマウントします。

 

先ほどデータストアにアップロードしたパッチファイルをマウントします。

データストアを選択します

VMware-vCenter-Server-Appliance-8.0.0.10200-21216066-patch-FP.iso』を選択します

"接続中" にチェックが入っていることを確認し、"OK" をクリックします

 

 

4.パッチファイルを適用
  パッチの適用は、VAMI から実行します。パッチ適用前に "サービスの稼働状況の確認" と "バックアップの取得" を実行しておくことを推奨します。

パッチの適用は "アップデート" から実行します。先ほどパッチファイルをマウントしているので自動的に使用可能な更新ファイルとして表示されますが、表示されない場合は手動でも確認できます。
手順は "更新の確認" > "CD-ROM の確認" を選択します。

アップデートパッチはインストール前にステージングする必要があります。
"ステージングのみ" をクリックするとステージングのみが実行され、ステージングが終わると表示が "インストール" に変更されます。
"ステージングしてインストール" をクリックするとステージング後に自動的にインストールが実行されます。今回は前者を選択します。
なお、"更新前のチェックを実行" をクリックするとファイルのチェックと予想ダウンタイムが算出されます。

そのまま"インストール" をクリックするとアップデートのインストールが開始されます。

EULA は、許諾して "次へ" を選択します。


CEIPは任意で選択し、 "次へ" を選択します。

"vCenter Server と、関連付けされたデータベースをバックアップしている。" にチェックすると "完了" がアクティブ化されます。"完了" を選択するとインストールが開始されます。
"バックアップに移動" をクリックすると VAMI の 『ネイティブバックアップの 画面』が表示されます。なお、バックアップを取得しなくてもアップデートは実行できます。

インストールが開始されるとインストールの進行状況が表示されます

vCSA が再起動されると、しばらくの間 VAMI や WebClient にはログインできません

インストールが完了し VAMI や WebClient へのログインの可否を知りたい方は、HostClient で vCSA の状況を確認するのが良いと思います。

vCSAのリモートコンソール画面の表記が新しいバージョンに変わり、しばらくすると VAMI や vSphere Client にログインが可能になります。
ただし、サービスの起動にはさらに時間が必要となるため、全てのサービスが起動するまでは操作は実施しないでください。

VAMIの表記も新しいバージョンになっています。

 

 

5.パッチファイルのアンマウント
  vCSAの "編集" で先ほどマウントしたパッチファイルをアンマウントします。操作はマウント時と同じく vSphere Client で行います。

 

以上です。

What's Japan VMUG ? 2022

 2022年11月15日に VMware Explore 2022 Japan3年ぶりに対面で開催されました。

実はそんなShowcaseの片隅に Japan VMUG のブースも出展されていました。

 ブースでは色々な方と接することができましたが、『そもそも Japan VMUG って何?』な質問が多かったので 少し紐解いてみたいと思います。
なお、末尾に今まで実際にあった問合せや質問をQ&A方式で纏めてみました(大半は VMUG Advantage に関するものですが……)。

 VMUG (ブイマグ)とは VMware User Group のことで、顧客主導の独立したグローバルな組織です。他のベンダーにもあるユーザー会ととらえて問題ありません。
なお会員登録、イベントの参加など全て無償です(任意の有償会員もあり/いわゆる VMUG Advantage)。

 Japan VMUG は、VMUG の日本地域のローカルグループです。現在、Japan VMUG には、ローカルイベントを推進するリーダーが4名います。いずれもヴイエムウェア社の社員ではなく、VMware製品を利用するユーザーです。リーダー含め、様々な活動を手助けしていただいているVMUGユーザーの方は、すべてボランティアで参加しています。
なお活動費用などは、Japan VMUG の活動を支えていただいているヴイエムウェア社をはじめとした多くのサポーター企業からのご支援で成り立っています。

 活動の規模ですが、グローバル全体で2022年7月時点で約17万人のアクティブユーザーがいると言われています(2017年が15万人、2015年が12.5万人)。
Japan VMUG は、2022年11月時点で登録ユーザー数が665名です(VMware Explore 2022 Japan で30名の新規登録がありました!)。

グローバル全体で2022年7月時点で、Japan VMUG のようなローカルグループは、229グループあります。ちなみにローカルグループのリーダーは全世界で500名以上存在します。2022年に新たに立ち上がったローカルグループは4グループです。

なお、Japan VMUG の活動は活発で、毎月なにかのイベントを開催しています。実はJapan VMUG は、全世界のローカルグループで最もイベント開催数が多いグループです!!

 まだVMUGに登録していない方、VMUG Advantage を検索してココにたどり着いた方、もし興味があれば VMUG.COM に登録して、Japan VMUG コミュニティに参加していただければと思います。

 そもそも私が Japan VMUG に参加したきっかけは、VMのバックアップについて何を選定したら良いのか分からず、ワラにもすがる思いで Japan VMUG の総会に参加したことでした。そんなピンチや分からないが、解決したりするのが Japan VMUG の良さだと思います。

 

Q&Aコーナー

『Japan VMUG や VMUG.COM に関するQ&A』

Q.Japan VMUG に関連するサイトや投稿でよく見かける "japan@vmug.com" というメールアドレスは、誰宛てにメールが届くのでしょうか?
A.Japan VMUG の Leader (現在4名)にメールが届きます。Japan VMUG に関するお問い合わせはこちらにご連絡ください。
なおヴイエムウェア社の社員ではないため、VMware製品やサービスのお問い合わせに対しては残念ながらお力になれません。

Q.VMUG.COM は、Japan VMUG が管理しているのでしょうか?
A.VMUG.COM は、VMUG Headquarters (通称、VMUG HQ)が管理しています。問い合わせ先は "info@vmug.com" になります。

Q.転職したため、VMUGユーザーの登録メールアドレスを変更したいのですが、どのようにすれば変更できますでしょうか?
A.VMUG.COM の会員情報は、VMUG HQ が管理しているため、VMUG HQ に変更を申請する必要があります。問合せ先は "memberservices@vmug.com" になります。なお、ご本人さまからの依頼でないと受け付けてもらうことができません。

Q.VMUGのユーザー登録にメールアドレスが必要ですが、法人登録やメーリングリストでの登録は可能でしょうか?
A.VMUGユーザーに登録するメールアドレスは、メーリングリストではなく個人のメールアドレスで登録してください。必ずしも ビジネス用のメールアドレス(会社のドメイン)を使用する必要はありません。
なお、VMUGのユーザー登録は個人での登録となるため、法人登録はできません。


『VMUG Advantage に関するQ&A』

Q.VMUG Advantage のライセンスを法人として購入したり、複数人で共有することは可能でしょうか?
A.VMUG Advantage に付帯する NFR ライセンスは、法人が購入したり複数人で共有することはできません。

 

ココでポイント!
VMUG Advantage について簡単に説明すると、VMUG Advantage は vSphereなどのライセンス製品ではなく、無償のVMUGユーザーアカウントを1年間の有償アカウントにアップグレードするサービスです。
NFRライセンスは VMUG Advantage に付帯するサービスの1つです。他にはトレーニングコースや認定資格試験のディスカウントなどがあります。
詳しくはこちら:https://www.vmug.com/membership/vmug-advantage-membership/

 

Q.自己研鑽目的で VMUG Advantege を購入しますが、決済は個人ではなく会社のコーポレートカードもしくは請求書払いで行いたいですが可能でしょうか?
A.会社のコーポレートカードでの決済は可能で、過去にも事例があります。請求書払いに関しては対応していません(もともと個人向けのアップグレードサービスであるため、請求書払いを前提にサービスが考えられていません)。

Q.VMUG Advantage をベンダーやディストリビュータ経由で購入したいのですが可能でしょうか?
A.VMUG Advantage が個人向けのサービスであるため、パートナー様経由での販売(いわゆる請求書発行による購入)には対応していません。

Q.VMUG Advantage について対応をしてほしいことがありますが、どのようにすればよいでしょうか?
A.VMUG Advantage についての問い合わせ先は "advantage@vmug.com" になります。

2021年の振り返り(VMUGとか)

 2022年が目前ですがこの一年間のVMUG活動について昨年同様に振り返ってみたいと思います。
昨年はとにかくCOVID-19の一年でしたが、2021年は後半に少し希望が見えてきた一年でした。
(記載の日時は、JST+9 表記です。)


■JapanVMUGな活動や参加したイベント
2021/1/22    15:00-18:30    JapanVMUG 2021 Meetup#1
2021/2/19    15:00-18:00    JapanVMUG 2021 Meetup#2
2021/3/26    15:00-17:00    JapanVMUG 2021 Meetup#3 "vSphere 7.0 U2 WHAT'S NEW"
2021/4/23    15:00-18:00    JapanVMUG April Meetup
2021/5/28    15:00-18:00    JapanVMUG Intel virtual collaboration 2021
2021/6/25    15:00-18:00    JapanVMUG June Meeting
2021/7/23    15:00-18:00    JapanVMUG vGPU Olympic 2021 Summer Meeting
2021/10/27    14:00-18:00    2021 JAPAN VMUG UserCon
2021/12/9    15:00-18:00    JapanVMUG VMware新オフィス見学会&クリスマスミーティング

 たしが主催したのは6月の会でした。
VMwareさんがスペシャルセッションとして、新人の手塚さんが素人でも分かるコンテナ講座『Zero to Tanzu Hero! コンテナからTanzuまで』、えりりん(通称:豊嶋さん?)が Tanzuとの格闘秘話と田町情報『気合と根性と体力でいじってみたTanzuと田町新オフィス食レポ』を提供していただけました。
ユーザーによるLTは、vExpertの入江さんが『忘れないうちにTASを語っておきたい』と題して、Tanzu Application Serviceについてモダンに語ってくれました。また、JapanVMUG Leaderの一人 島村さんが『2020-2021 リモートワークで見直されたVDIと課題』と題して VDI管理者あるあるをコミカルに語ってくれました。
今年は圧倒的に働いていないので2022年はもっと頑張ります(JapanVMUG LeadersはNiceなGuysなので、こんなわたしのことも そっと助けてくれます)

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6月の様子

 例のイベントとなっているIntelさんとNVIDIAさんとのコラボイベントも5月と7月に開催しました。本当にありがたいことです。2022年もまたコラボしたいですね!2022年は他のベンダーさんともコラボしていければ なお良いですね。頑張ります。

10月のUserConと12月の新オフィス見学会は、待望の対面での開催でした(バーチャルも併催)。
2022年も対面での開催が日常になると良いなと思っています。
Leaderとしては、対面でのイベント開催を企画しつつ臨機応変に対応していきたいと思います。

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5月Intelコラボの様子

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7月のオリンピック・NVIDIA回の様子

 なお 鉄壁のモデレーター陣とスピーカーが魅力のvExpertが語るシリーズですが、業務都合がことごとくダメで、4/28の第五回しか出られませんでした・・・
来年はもっと出られるようにがんばりますアーカイブ動画助かります!)


■他のVMUGな活動(というか参加したイベント・Webinar)
AustraliaVMUG    2021/7/15    10:00    Australia VMUG Virtual UserCon2021
VMUG    2021/1/20    23:30-0:30    January Leader Call
VMUG    2021/2/27    1:00-5:00    In IT Together: VMUG Leader Community
VMUG    2021/3/12    0:00-5:00    VMUG Virtual March event
VMUG    2021/3/17    22:30-26:00    March VMUG Leader Call
VMUG    2021/6/11    0:00-1:00    VMUG Virtual Connect Event
VMUG    2021/7/21    23:30-0:30    VMUG Leader Call
VMUG    2021/10/13    1:30-2:30    VMworld Leader Gathering
VMUG    2021/11/4    0:00-1:00    Community Site Q&A with VMUG Team
VMUG    2021/11/16    11:00-12:00    VMworld Leader Gathering
VMUG    2021/12/8    23:30-0:30    December Leader Call Option1
VMUG    2021/12/9    11:00-12:00    December Leader Call Option3
VMware    2021/4/20    13:00-14:00    セキュアなVPN・リモートアクセスを考える
VMworld    2021/10/6    11:00-12:00    VMworld 2021 - Day 1 (APJ)
VMworld    2021/10/7    1:30-1:55    Designing for Disaster: Design vSphere for Disaster Recovery with Veeam
VMworld    2021/10/7    11:00-12:00    VMworld 2021 - Day 2 (APJ)
VMworld Japan 2021    2021/11/25    12:50-13:30    VMworld Cloud Foundation, VMware vSAN HCI インフラ設計 Deep Dive 解説マルチクラウド時代のVMware vSphereクラスタ鉄板構成
VMworld Japan 2021    2021/11/25    14:30-15:10    アプリケーションのコンテナ化を検討されている方必見! Vmware vSANのCNSで実現できるコンテナのためのシンプルなインフラ構築
VMworld Japan 2021    2021/11/25    15:20-16:00    VMware vSphere ー What's New and What's Next
VMworld Japan 2021    2021/11/25    17:00-17:40    Odysseyチャンピオンシップ
VMworld Japan 2021    2021/11/26    12:00-12:40    DevOps はもう古い?DevSecOps を徹底解説! セキュアな開発体制を維持する「Software Supply Chain」の作り方

 常のLeader Callの他にもチラホラとLeader活動が意外と多かったイメージです。他のVMUGイベントは今年はオーストラリアしか参加できませんでした。もっと参加したいですね。
VMworld JapanのOdysseyチャンピオンシップは 下手の横好きですね。本当に楽しいので 2022年も続けてほしいですね。絶対参加します!
今年はリアルタイムでの参加の時間があまり取れなかったので、資料をダウンロードして読んだイメージでした。これはこれで非常にありがたいのですが、2022年はできるだけライブで視聴したいですね。


■番外編(Veeam関連は除く)
他の分野・ベンダーは以下の通りです(思い出せるもののみ)

Aidemy 4月度ユーザー会    2021/4/21    16:00-17:00    【事例に学ぶ】機械学習プロジェクトを成功に導くための基礎知識・勘所
AWS    2021/9/30    15:25-16:05    AWSで実践!Analytics modernization ~クイックスタート編~
AWS    2021/10/5    10:00-12:00    AWS サーバーレスサービス総復習
AWS    2021/10/6    15:55-17:10    ~踏み出そう、AWSへの最初の一歩~ AWS初級ヴェビナー AWSomeDay Online
AWS    2021/10/19    10:00-11:00    60分で学ぶAWSコンテナサービス総復習
AWS    2021/10/28    10:00-11:00    認定試験ワークショップ:AWS認定クラウドラクティショナー
PTCジャパン    2021/5/13    15:00-17:00    新時代を勝ち抜くデジタルトランスフォーメーションとは 見ないと損「ARの活用事例特集」
SB C&S    2021/4/27    13:00-13:40    DXの鍵を握る花王マーケティングデータ基盤~顧客理解の進化をとげるために必要な革新とは~
"SB C&S
日本アイ・ビー・エム"    2021/5/18    13:00-15:55    DXを支えるクラウドネイティブなアプリ・ソフトウェア開発基盤
ストックマーク    2021/5/18    17:00-18:00    住友生命の変革に迫るー企業の未来をつくる事業創出
"チームスピリット
アイティメディア"    2021/5/25    14:00-15:00    「何から始めればいいのか分からない」からの脱却 JASRACに聞く、DX推進のリアル~事例に学ぶ「デジタル化の本質」と「明日からできること」~
日本ヒューレット・パッカード    2021/4/28    14:00-15:00    第一生命の競争力強化と効率化を実現するバイモーダル戦略とは オープンAPIによる外部サービスとの認証連携にHPE IceWall MFAを活用した事例
ネットアップ    2021/4/15    14:00-15:10    「金融業界のDXとこれからのIT投資」~IDCとネットアップが語る。国内金融業界におけるDX展開の展望と求められるクラウド対応~
ネットアップ    2021/4/22    14:00-15:00    次世代金融ITインフラのあるべき姿
ネットアップクラウドエスト    2021/11/18    14:10-14:40    徹底解説 ネットアップのマルチクルド戦略
ネットアップクラウドエスト    2021/11/18    15:00-15:40    Azure NetApp FilesとCloud Volumes ONTAP、Azureで使うなら結局どっちがいいのか?
ネットアップクラウドエスト    2021/11/18    15:50-16:30    悩みのタネ データマイグレーション会心の一撃!!~ネットワールド入魂の支援サービス “CloudPath Services”のすべて~
ネットワールド    2021/3/18    16:00-17:00    Veeam Backup & Replication v11 技術検証してみた
ネットワールド    2021/7/16    15:00-18:00    バックアップベンダー Microsoft365 激論バトル
ネットワールド    2021/8/5    15:00-16:00    ペーパーレスや脱ハンコ、事例で語る業務プロセス改革セミナー~クラウドサインやソフトバンク、LINE WORKSがわかりやすく伝授~
ネットワールド    2021/9/28    14:00-15:30    悩む前に構築できる、クラウドを使ったDR環境! ~様々なリスクにも柔軟に対応&手間も省けちゃいます~
ネットワールド    2021/12/7    16:00-17:00    Veeam買ってよかったベスト5 買わなきゃよかったワースト5 大発表!


 ネットワールドさん関連が多いです(もう少しあった気がします)
ネットワールドさんのイベントやコンテンツは充実していて面白いのでハズレが無いですね。なにより明るいのが良いですね。2022年も期待しています。
今年は なぜかHPEさんとDellさん(何か参加したのですが思い出せません・・・すいません)のイベント参加がほぼありませんでした。特段の理由は無いのですが・・・。よく利用するベンダーなので、2022年は参加したいですね。

 

 


 年同様 全体的に開催日時の記録(記憶)が曖昧なものは記載していないので実際はもう少し参加していますが、書き出してみると今年も色々なものに参加しました。2022年はもっともっと自己を啓発したいと思います。

2021年の振り返り(Veeam Vanguardとか)

Veeam Vanguardに関する活動についても2021年を振り返ります。
今年は盛りだくさんだったので、記事も独立しました。
(記載の日時は、JST+9 表記です。)

 

その前にそもそも Veeam Vanguardとは・・・

VBRをはじめとしたVeeam製品が大好きな人たちの集まりです。
Veeam製品に対する愛や情熱を伝道するため、全てのメンバーが知識を共有するため、オンライン会議で話したり、製品の最新情報を勉強したりと日夜努力しています。

詳しくは、『https://www.veeam.com/blog/apply-for-vanguard-class-2022.html』ココに最新の情報が掲載されています。この記事の著者のNikola PejkováさんがVeeam Vanguardプログラムのコミュニティマネージャーです。そのほかにもRick VanoverAnthony Spiteriが強力にサポートしてくれています。
提供される勉強会の多さは圧巻です。

なお現在、Veeam Vanguard 2022を募集中です。
https://s.surveyplanet.com/6l2ra68h
なにかあれば、TwitterやSlackで連絡してください。


■2021年の参加履歴
2021/1/27    1:00-2:30    Veeam Vanguard Deep Dive webinar into v11 NAS backup    
2021/2/10    0:00-1:30    V11: Storage Integration Extrabaganza    
2021/3/13    0:00-1:30    Kick-off call for 2021 Veeam Vanguard class    
2021/4/1    0:00-0:30    World Backup Day Celebration    
2021/5/7    0:00-1:00    Next Steps on the Cybersecurity Insurance (Veeam & Cloudian)    
2021/5/25    0:00-1:30    Vanguard VeeamON Sneak Peek    
2021/6/5    0:00-1:00    Veeam User Group: Ways to engage!    
2021/6/10    17:00-18:00    API Deep Dive Pt1 - How I build SDK's to consume Veeam API's and Demos of LED light control, Data Integration API    
2021/6/24    17:00-18:00    API Deep Dive Pt2 - Veeam API usage in the real world, multi-site service provider portal walk though    
2021/7/22    23:30-0:30    Veeam Vanguard Summer Series No.1: V11 Best Practices for the Enterprise    
2021/7/27    23:00-0:00    Backup for RHV    
2021/7/29    23:00-0:30    Veeam Vanguard Summer Series No.2: Protected Workloads Integration    
2021/8/12    23:00-0:30    Veeam Vanguard Summer Series No3: V11 Storage Integrations New Capabilities    
2021/8/19    23:00-0:30    Veeam Vanguard Summer Series No4: VBO & Specitic V11 Features    
2021/8/26    23:00-0:30    Veeam Vanguard Summer Series No5: Top Cyber Security Defense Tips    
2021/9/15    23:00-0:00    Veeam Hub Repository tool    
2021/9/22    23:00-0:00    Veeam & HPE Apollo    
2021/10/11    23:00-23:30    SECRET TAKEOVER: Vanguards and Legends pre-VeeamON news Briefing    
2021/10/12    22:00-23:00    Vanguard Summit Call    
2021/10/19    17:00-17:45    VeeamVanguard Summit 2021    General session Day 1
2021/10/19    17:45-18:30    VeeamVanguard Summit 2021    Best and Worst Practices
2021/10/19    19:00-19:45    VeeamVanguard Summit 2021    VDRO Update
2021/10/19    19:45-20:30    VeeamVanguard Summit 2021    Veeam Support PoV
2021/10/19    22:00-22:45    VeeamVanguard Summit 2021    Field-Proven object storage design & Best Practices
2021/10/19    22:45-23:30    VeeamVanguard Summit 2021    V12 Introduction and Overview
2021/10/20    0:00-1:30    VeeamVanguard Summit 2021    V12 PART1
2021/10/20    11:00-14:00    VeeamVanguard Summit 2021    Special Vanguard Summit APJ Session
2021/10/20    17:00-18:30    VeeamVanguard Summit 2021    General session Day 2 - Veeam Backup for Microsoft
2021/10/20    19:00-20:30    VeeamVanguard Summit 2021    V12 PART2
2021/10/20    22:00-22:45    VeeamVanguard Summit 2021    V12 PART3
2021/10/20    22:45-23:30    VeeamVanguard Summit 2021    Point of View in the Field
2021/10/21    0:00-1:30    VeeamVanguard Summit 2021    Veeam Backup for Cloud
2021/10/21    17:00-17:45    VeeamVanguard Summit 2021    SPECIAL ANNOUNCEMENT!
2021/10/21    19:00-20:30    VeeamVanguard Summit 2021    Vanguard MCP Exclusive
2021/12/14    23:00-0:30    NEW Orchestrator v5 with Melissa Palmer    


 2021年のVeeam Vanguard classは2020年にもまして非常に充実していたと思います。
特にSummer Seriesをはじめ、勉強会が多く開催されました。わたしも8~9割くらいは参加できたと思いますが、上記以外にも多数ありました。
内容は現行バージョンのv11やVBOなどの最新UpdateやBest Practice、v12情報など多岐にわたります。Cloudやテープバックアップなどにも触れるので広く深くです。

また、2021年最大のイベントといえば、VeeamVanguard Summitが再開されたことです。2020年はCOVID-19の影響で中止されましたが、2021年は対面とオンラインで併催されました。
対面でのAPJからの参加者は0名でしたが、VeeamVanguardプログラムにとっても大きな一歩だったと思います。
なおAPJ向けにAnthony Spiteriがスペシャルセッションを用意してくれたことは非常にうれしいサプライズでした。

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Vanguard Summit の様子(オンライン)

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オンライン組はチャットで参加


2022年は(圧倒的なUpdate内容の)VBRv12もリリースされることでしょう。ますます盛り上がるであろうVeeam製品を応援したいと思います。

VMware Compatibility Guideでバックアップソリューションをみてみる

いもので今年も12月ですね。
というわけで、本稿は "vExpert Advent Calendar 2021" 向けの記事です。

 

vExpertとしてVMwareに関する内容かつ、Veeam VanguardとしてVBRの選定について、いつものとは少し違った角度から取り上げてみたいと思います。


以前はVMware vSphere Data Protection(VDP)というご謹製のバックアップソリューションがありましたが、すでにGeneral Supportも終了したため、現在ではバックアップソリューションはサードパーティーの時代になっています。
多種多様なソリューションがあり、諸元表などでは差異を見つけることも困難な状況です。
もちろん、それぞれ得意・不得意や使用感の違いなどありますが、少し特徴的なのでVMware Compatibility Guideに注目してみました。


VMware Compatibility Guideは、VMware製品とその他製品との互換性を確認するための便利なツールです。ESXiなど新しいバージョンがリリースされると、バージョンアップ前に自分のハードウェアが対応しているのか調べたりするのに重宝します。
そんな便利なツールを使うとサードパーティー製のソフトウェアのVMware認証についても調べることが可能です。


際にバックアップソリューションについて調べてみましょう!


VMware Compatibility Guide
https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php
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VMware Compatibilit Guideでは 幾つかのカテゴリーから調べたい事柄を選択し検索すると結果が一覧で表示されます。

'検索カテゴリ:' から 'Data Protection and File Services' を選択します。

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'サポート対象リリース:' から 'ESXi7.0 U2 (vSAN 7.0 Update 2)' を選択します(※)。'パートナー名:'は 'All' を選択します。
※画像にある通り"Critical Alert- ESXi 7.0 U3, U3a, U3b and vCenter 7.0 U3b are no longer available for download due to critical issues. For information, Please refer to KB 86398" となっているのでU2を指定しています。

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その状態で'更新して検索' をクリックするとサポート対象の認証を取得しているソリューションが一覧表示されます。
(一覧表示されないからといって対応していないという訳ではありません。この一覧はあくまで認証についての状況です)

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スピンアウトしたとはいえ、Dellはさすがですね。
そして我らがVeeamもがんばっています。新しめのサポート対象では真面目に認証を取得しています。


ちなみに'サポート対象リリース:' を 'All' にし、'パートナー名:'を 'Veeam' にして検索すると、VBRの認証の取得状況がバージョン別に一覧されるので便利です。

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この認証はVMware社から無条件で配布されるものではなく、サポート企業側からアプローチし条件をクリアしなければならないため、それなりの手間はかかります。バックアップソリューションへの姿勢としてはDellとVeeamの特色といえるでしょう。

全てに通用するわけではないですが、もうどうにも選択に迷ったときや、どうしてもDellやVeeamを選択したい時などに使えるネタです。
「認証を得ている」などの"錦の御旗"が大事な説得材料の一助となるでしょう。
(もちろん、認証の有無だけが製品の良し悪しではありません)

 

ちょっとしたTipsでした。

Veeam Backup & Replication 11 P20210324 のオフラインアップグレード手順

Veeam Backup & Replication v11 の最初の累積パッチにあたるP20210324(KB4126)の適用手順です。
インタネットに接続されていないオフライン環境にパッチを適用する手順を記載します。

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記事はオンタイムで作成していたのですが、投稿を忘れていました。

(新しい記事を作成しようとして未投稿の記事があることに気付きました・・・)

 

本バージョンである P20210324 が適用されると ビルド表記は"11.0.0.837 P20210324"となります。

VBR10 10.0.0.4461

VBR10 P1 10.0.0.4461 P1

VBR10 P2 10.0.0.4461 P2

VBR10a 10.0.0.4854

VBRv11GA 11.0.0.837

VBRv11 P20210324 11.0.0.837 P20210324

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Community Editionも同様です

VBRv11 P20210324 を適用するにあたって何点か留意点がありますので、先に触れておきます。

 

1点目
バージョンアップの前提条件ですが、VBRv11 GA (11.0.0.837) のみです。要するにVBRv11 である必要があります。

 

2点目
パッチはKBにリンクがあります。ここではパッチとインストーラーをダウンロードできますが、パッチ適用であればインストーラーは不要です("DOWNLOAD UPDATE"を選択しましょう)。

 

 


こからアップグレード手順になります。


まず有効化されているジョブを全て無効化します。全てのジョブを無効化したらVBRコンソールも終了します。
これは、パッチ適用中にバックグラウンドでジョブが開始されることを防ぐために必要な手順となります。なお、ジョブにはバックアップジョブだけでなく他のジョブ(バックアップコピーなど)も含まれます。

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パッチ適用中はジョブは実行できなくなります


 

なお、無効化していないジョブがある場合や、VBRコンソールを終了していない場合はエラーメッセージが出力されインストールが継続できないようになっています。

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ジョブが無効化されていない場合のメッセージです

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コンソールを終了していない場合のメッセージです



ダウンロードしておいた "VeeamBackup&Replication_11.0.0.837_KB4126.exe" を実行します。

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許諾して "Next" をクリックしましょう。なお、コピーは 『veeam.com/eula.html』 にあります。

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その後、ライセンスファイルの適用(VBR10のままでOK)します。

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なお、チェックボックスにチェックを入れなくても VBRサーバのパッチ適用後にVBRコンソールから他のコンポーネントへのパッチ適用も実行できます。

 

インストールが終了したら "Finish" をクリックしてインストーラーを終了します。

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VBRコンソールを起動します。初回起動時にコンポーネントのアップデート画面が表示されるので、実行するサーバを選択し "Apply" をクリックします。

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"Cancel" をクリックし、警告を無視した場合でも、再実行可能です

 

"Finish" がアクティブ化したら、"Finish" をクリックして表示を閉じます。

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パッチ適用自体はこれで完了です

 

なお、他のコンポーネントへの適用を実施したい場合ですが、WebUI左上の "Upgrade" を選択すると実行可能です。実行可能なコンポーネントが無い場合は、この "Update" はグレーアウトしています。

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ビルド番号が 11.0.0.837 P20210324 になっています。

以上が 11.0.0.837 P20210324 のオフラインアップデート手順となります。

Veeam Backup & Replication v11 のオフラインアップグレード手順

VBRのv11がリリースされたのでオフラインでのアップグレード手順について記載します。今回の手順はVBR10からVBRv11にアップグレードする例です。

ちなみに今回は メジャーバージョンアップのため自動アップデートの対象外です。

 

VBR10からVBRv11へのインプレースアップグレードの前提条件ですが、VBR9.5u4b 以降である必要があります。
ちなみにVBR9.5からVBR10へのアップグレードの前提条件は、VBR9.5u3 以降でした。よって、VBR9.5u3よりも古いバージョンからのアップグレードを行う場合は、一旦 VBR9.5u4b 以降にアップグレードする必要があります。

なお VBRv11 RTM を使用していた場合は、Day 0 Update を適用する必要があります。Day 0 Update を適用するとVBRv11 GA にバージョンアップされます。

 

VBRv11 がサポートする vSphere および vCSA のバージョンは、5.5 ~ 7.0 U1 です。
余談ですが、来年リリースされる(であろう)VBRv12 では、5.5がサポートから外れることが見込まれます。そのため ESXi5.5 ユーザーにとっては、VBRv11 が非常に重要なバージョンとなります。

※ ESXi7.0 U1のサポートは、VBR10a と同じです。


本バージョンであるVBRv11 が適用されると ビルド表記は"11.0.0.837"となります。

VBR9.5u4b 9.5.4.2866

VBR10 10.0.0.4461

VBR10 P1 10.0.0.4461 P1

VBR10 P2 10.0.0.4461 P2

VBR10a 10.0.0.4854

VBRv11RTM 11.0.0.825

VBRv11GA 11.0.0.837

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その他にVBR10a とVBRv11の異なる条件としては、VBR Server と VBR Console のインストール条件に以下のように若干の変更点があります。

Microsoft PowerShell 5.1

※ VBR10aまでは、Microsoft PowerShell 2.0


なお、最近リリースされた Veeam Disaster Recovery Orchestrator v4 は、VBRv11 がサポートされています。


アップグレードにあたっての詳細な条件につてはリリースノートを確認してください。

https://www.veeam.com/veeam_backup_11_0_release_notes_rn.pdf

 

 

こからアップグレード手順になります。


まず有効化されているジョブを全て無効化します。全てのジョブを無効化したらVBRコンソールも終了します。
これは、パッチ適用中にバックグラウンドでジョブが開始されることを防ぐために必要な手順となります。なお、ジョブにはバックアップジョブだけでなく他のジョブ(バックアップコピーなど)も含まれます。

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パッチ適用中はジョブは実行できなくなります


なお、無効化していないジョブがある場合や、VBRコンソールを終了していない場合はエラーメッセージが出力されインストールが継続できないようになっています。
コンソールを終了していない場合もエラーが表示されます。

 

 

ダウンロードしておいた"VeeamBackup&Replication_11.0.0.837_20210220.iso"をマウントし、"Setup.exe" を実行します。

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インストーラーが表示されるので "Upgrade" をクリックします。

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エラーが出力される場合は、このタイミングで表示されます


なお、VBRサーバの.Net Framework等が条件に満たない場合は、インストールを促されます。
注意点は、VBRのアップグレードではOSの再起動は伴いませんが、.Net Framework等のインストールではOS再起動が必要な場合があります(再起動が必要かどうかはOS側に依存します)。既存環境の実装状態によっては再起動が必要であることに注意しましょう。

再起動のタイミングは任意で選択可能です。

 


許諾して "Next" をクリックしましょう。なお、コピーは 『veeam.com/eula.html』 にあります。

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EULAです



既存システムにインストールされているコンポーネントが表示されます。"Next" をクリックします。

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ビルドNoも確認できます



ライセンスファイルを指定します。
注意点としては、ライセンスファイルは VBR10 で形式が変更されているため、VBR9.5u4bからアップデートする場合は、VBRv10 以上のライセンスファイルが必要です。
なお、VBR10 からアップグレードする場合は、VBRv11 のライセンスファイルは不要です。現在使用している VBR10 のライセンスファイルを指定可能です。(VBRv11のライセンスファイルも指定可能です)

なお、Community Editionの場合は、ここで何も指定せずに "Next" をクリックします。

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.licファイルを指定します



不足しているコンポーネントがチェックされ、不足している場合は "Install" をクリックすると included in setup が開始されます。

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コンポーネントの Included in setup が終了したら "Next" をクリックします。

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ローカルのアドミニストレータアカウントを指定します。インプレースアップグレードなのでそのままの状態で "Next" をクリックします。

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VBS (VBR構成データベース) を指定して "Next" をクリックします。

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コメントが出力されますが "はい(Y)" を選択します

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プロキシサーバなどのリモートコンポーネントも同時にアップグレードする場合はチェックボックスにチェックを入れます。
なお、VBRコンソールにてあとから個別にアップグレードすることも可能です。
注意点としては、リモートコンポーネントVBRをインストールしている場合、そのVBRのジョブも全て無効化しておく必要があります。かりにジョブを無効化せずに実行した場合は、リモートコンポーネントのアップグレードのみ失敗します。

"Install" をクリックするとインストールが開始されます。

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Installation succeededと出力されるとインプレースアップグレードのインストールフェーズは完了です。"Finish" をクリックします。

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インストーラーを閉じ、isoファイルをアンマウントします。

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アップグレード後はコンソールを起動します。

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コンポーネントのアップグレード確認画面が出力されるのでアップデートする対象を選択して "Apply" をクリックします。

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なお、注意点としては、アップグレード直後はVBR構成データベースが最適化されているため、VBRサーバのパフォーマンスが低下する可能性があります。この最適化はデータベースのサイズに依存しており、1時間程度かかる場合もあります。


オフライン環境のインプレースアップグレード手順は以上です。

 

VBRv11になりました。