Veeam Backup & Replication 11 P20210324 のオフラインアップグレード手順
Veeam Backup & Replication v11 の最初の累積パッチにあたるP20210324(KB4126)の適用手順です。
インタネットに接続されていないオフライン環境にパッチを適用する手順を記載します。
記事はオンタイムで作成していたのですが、投稿を忘れていました。
(新しい記事を作成しようとして未投稿の記事があることに気付きました・・・)
本バージョンである P20210324 が適用されると ビルド表記は"11.0.0.837 P20210324"となります。
VBR10 10.0.0.4461
VBR10 P1 10.0.0.4461 P1
VBR10 P2 10.0.0.4461 P2
VBR10a 10.0.0.4854
VBRv11GA 11.0.0.837
VBRv11 P20210324 11.0.0.837 P20210324
Community Editionも同様です
VBRv11 P20210324 を適用するにあたって何点か留意点がありますので、先に触れておきます。
1点目
バージョンアップの前提条件ですが、VBRv11 GA (11.0.0.837) のみです。要するにVBRv11 である必要があります。
2点目
パッチはKBにリンクがあります。ここではパッチとインストーラーをダウンロードできますが、パッチ適用であればインストーラーは不要です("DOWNLOAD UPDATE"を選択しましょう)。
ここからアップグレード手順になります。
まず有効化されているジョブを全て無効化します。全てのジョブを無効化したらVBRコンソールも終了します。
これは、パッチ適用中にバックグラウンドでジョブが開始されることを防ぐために必要な手順となります。なお、ジョブにはバックアップジョブだけでなく他のジョブ(バックアップコピーなど)も含まれます。
なお、無効化していないジョブがある場合や、VBRコンソールを終了していない場合はエラーメッセージが出力されインストールが継続できないようになっています。
ダウンロードしておいた "VeeamBackup&Replication_11.0.0.837_KB4126.exe" を実行します。
許諾して "Next" をクリックしましょう。なお、コピーは 『veeam.com/eula.html』 にあります。
その後、ライセンスファイルの適用(VBR10のままでOK)します。
なお、チェックボックスにチェックを入れなくても VBRサーバのパッチ適用後にVBRコンソールから他のコンポーネントへのパッチ適用も実行できます。
インストールが終了したら "Finish" をクリックしてインストーラーを終了します。
VBRコンソールを起動します。初回起動時にコンポーネントのアップデート画面が表示されるので、実行するサーバを選択し "Apply" をクリックします。
"Finish" がアクティブ化したら、"Finish" をクリックして表示を閉じます。
なお、他のコンポーネントへの適用を実施したい場合ですが、WebUI左上の "Upgrade" を選択すると実行可能です。実行可能なコンポーネントが無い場合は、この "Update" はグレーアウトしています。
ビルド番号が 11.0.0.837 P20210324 になっています。
以上が 11.0.0.837 P20210324 のオフラインアップデート手順となります。