Veeam Backup & Replication Community Edition 9.5u4bのインストール手順
機能評価のため、VBRの無償版である "Veeam Backup & Replication Community Edition" をインストールしたので手順を記録しておこうと思います。
今回、9.5.3a と 9.5.4b をインストールしてみましたが、手順自体は現時点での最新版である 9.5.4b を記載します。
なお、違いですが2点あります。
① 9.5.3a など古いバージョンでは、インストールおよびアップデート後には、OSの再起動が必須です(9.5.4bでは不要です)。
② 9.5.3a から 9.5.4b に直接バージョンアップは出来ません。一度 9.4 にバージョンアップしてから 9.5.4b にバージョンアップする必要があります(複数回インストール作業を繰り返す必要があります)。
① 9.5.3a など古いバージョンでは、インストールおよびアップデート後には、OSの再起動が必須です(9.5.4bでは不要です)。
② 9.5.3a から 9.5.4b に直接バージョンアップは出来ません。一度 9.4 にバージョンアップしてから 9.5.4b にバージョンアップする必要があります(複数回インストール作業を繰り返す必要があります)。
よって、初回インストールは、最新版をインストールすることをお勧めします。
"Veeam Backup & Replication Community Edition" については、公式HPを参照してください。
https://www.veeam.com/jp/virtual-machine-backup-solution-free.html
Community Edition の要点は2点です。
① 最大10台のVM、またはVM、クラウド・インスタンス、物理サーバー、ワークステーションの組み合わせを保護します。
② 本番環境を保護できるほか、ホーム・ラボで使用したり、移行に使用したりできます。これらは無償で行えます。
① 最大10台のVM、またはVM、クラウド・インスタンス、物理サーバー、ワークステーションの組み合わせを保護します。
② 本番環境を保護できるほか、ホーム・ラボで使用したり、移行に使用したりできます。これらは無償で行えます。
そう、EditionはStandardと同等の機能で、対象台数も最大10台までですが、本番環境でも無償で利用できます。非常に太っ腹です。
Enterprise Plus Edition を試したい場合は、アカウント登録後に30日間のトライアルライセンスを発行してもらう必要があります。
ちなみに、vExpert もしくは VCP 以上の資格を所持していれば365日間の NFRライセンスを無償で提供してもらえます。わたしもちょっと試したいことがあったので vExpertとしてNFRライセンスを発行してもらいました。
ただし、NFRライセンスなので本番環境で利用することはNGですね。
Community Edition は10台までとはいえ、本番環境で利用できるのは大きいですね!
Community Edition は10台までとはいえ、本番環境で利用できるのは大きいですね!
ちなみに間違えやすいポイントですが、インストーラーは Community Edition 、製品版の各Edition 、評価版の全てで同一です。各Edition 専用のインストーラーはありません。よって公式のどのリンクからダウンロードしても大丈夫です。
※何気にこの点は記載されていないので分かり難いですね。
ダウンロードサイトから isoファイルをダウンロードします。




Community Edition のインストールにおいて最も重要なポイントがこの手順です。
製品版やNFRライセンス版をインストールしたい場合は、それぞれのライセンスファイルを選択します。

インストールする場所を選択します。









ライセンスの状態を確認すると Community Edition として動作しており、残り10台までバックアップを行えることが分かります。ジョブを作成し、実行すると Used の数字がカウントされます。

VBR は Standard Edition でも基本的なバックアップリカバリの機能を十分に有しています。Community Edition は10台までの制限があるとはいえ、無償でその機能が利用できます。無償ではありますが中身は Standard Edition なので、例えばESXi5.x 上のVMをESXi6.7 に移行するなど、もっている機能を応用することによって色々なオペレーションに対応が可能です。
10台以上の規模での評価や 高Editionの機能の評価が含まれていないのであれば、評価時においても Community Edition はお勧めです。