vCSA6.7u1からvCSA6.7u2へのオフラインアップデート
vCenter Server Applianceの6.7u2がGAされました。Update1ではvSphere Web Clientの機能をサポートするようになりましたが、Update2ではログイン画面が変更され、統合管理機能はvSphereClient(HTML5)に移行された印象を受けます。
おおまかな手順としては以下のような流れです。
1.パッチファイルのダウンロード
2.データストアにパッチファイルを格納
3.パッチファイルのマウント
4.パッチファイルを適用
1.パッチファイルのダウンロード
パッチファイルはMyVMwareからダウンロードします。画面右上から 製品 > 製品パッチを選択します。
適用するパッチファイルを選択しダウンロードします。
2.データストアにパッチファイルを格納
パッチファイル(isoファイル)をvCSAでマウントするためデータストアに格納します。先ほどダウンロードしたパッチファイルをデータストアにアップロードします。
3.パッチファイルのマウント
vCSAの "設定の編集" で先ほどデータストアにアップロードしたパッチファイルをマウントします。
4.パッチファイルを適用
パッチの適用は、VAMI(Vmware Appliance Management Interface)から実行します。VAMIへは https://<FQDN or IPAddress>:5480/ でアクセスします。
パッチの適用は "更新" から実行します。先ほどパッチファイルをマウントしているので自動的に使用可能な更新ファイルとして表示されます。
"更新前のチェックを実行" をクリックするとファイルのチェックと予想ダウンタイムが算出されます。
アップデートパッチはインストール前にステージングする必要があります。ステージングは "ステージングのみ" をクリックします。ステージングが終わると表示が "インストール" に変更されます。
"インストール" をクリックするとアップデートのインストールが開始されます。
EULA は、許諾して "次へ" を選択します。
CEIPは任意で選択し、 "次へ" を選択します。
"vCenter Server と、関連付けされたデータベースをバックアップしている。" にチェックして "完了" を選択するとインストールが開始されます。
"バックアップに移動" をクリックすると VAMI の 『ネイティブバックアップの 画面』が表示されます。手動でネイティブバックアップを取得したり、自動バックアップの取得状況を確認できます。
インストールが開始されるとインストールの進行状況が表示されますが、50%を超えたあたりでVAMIとの接続が切断されます。VAMIから切断されるとインストールの進行状況が確認できなくなりますが、インストールは進行しています。
インストールの完了を知りたい方は、HostClientのWebコンソールでvCSAを確認します。下図の画面が表示されればインストールは完了しています。
例では、ダウンタイムの予測時間は 46分 になっていましたが、実測値では 17分 でした。予想ダウンタイムはあくまで目安なので注意が必要です。
インストールが正常終了している場合は、VAMIにログインするとインストールの進捗状況が『正常にインストールされました』になっていることが分かります。
以上です。
おまけ
なお、ネイティブバックアップですが、vCSA67.u2アップデート後のリストアにはvCSA67.u2のインストーラーが必要なので、パッチファイルとは別に必ずインストーラーisoをダウンロードしておきましょう!